麻雀の数学:確率と戦略が勝敗を分ける

1.59K
麻雀の数学:確率と戦略が勝敗を分ける

黄金の運という幻想

麻雀プレイヤーが追い求める「黄金の炎」のような幸運は、リスク分析の専門家から見れば単なる標準偏差の範囲内。90-95%の勝利確率も、小さな頻繁な勝利が大きな損失を相殺する基本的な確率分布に過ぎません(クオンツの方々にはお馴染みですね)。

牌を使った確率チェス

1. 数学的には常に胴元が有利

  • 95%で発生する「平胡」は配当1:0.8に対し、5%確率の「清一色」は2:1。人間は大きな勝利に過剰反応しますが、期待値はほぼ同等です。
  • Excelで50ラウンド記録すれば、RNG認証済み確率通りになることがわかるでしょう(5%の胴元優勢を除けば)。

2. 資金管理=生存戦略 金融ポートフォリオのように扱うのがベスト:

  • 可処分所得の2%のみを1セッションに割り当て
  • 「30分ルール」は疲労による判断ミスを防ぐ効果的策

3.竹林に見る行動経済学的罠 『竹林清一色』テーマには心理トリックが:

  • 利用可能性ヒューリスティック:直近の勝利には因果関係がないのに予測可能と錯覚
  • サンクコストバイアス:負けても続けてしまうのはドーパミン暴走状態ですよ!

OddsAlchemist

いいね21.03K ファン1.03K
麻雀